イケメン騎士は男装王女!?
「よかった、息がある。」

だがルウは息が上がって、苦しそうだ。

「どれ、俺が背負うか。」

ユラに手伝ってもらってルウを背負ったけれど、案外軽くて驚いた。

「よくやったぜ。第二王女さんよ。」

俺は、ルウを誉めてやった。


「さあ、急いで下山しましょう。ルウ様の治療に当たらねば。」

「分かった。」

ちらっと周りを見ると、ユラと一緒に城へ来た仲間の一人は、木の陰に隠れてブルブルと震えていた。

「おい、終わったぞ。」

「ぬ、主は?」

「死んだ。魔物退治は、成功だ。」

「よかった~」

そいつは、ヘロヘロと座り込んだ。

「あなたも一緒に、下山しましょう。」

「いや、俺は主と戦っていないし。」

「いいえ。ここまで一緒に、戦ってきたじゃないですか。」

ユラが、そいつを立ち上がらせた。

「さあ、帰りましょう。」

「ああ。」

そして俺達4人は、元来た道を戻り始めた。

< 46 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop