イケメン騎士は男装王女!?
「でもその後、その好きな奴を恋人同士って言うのは、俺が気づいた。」

「えっ……」

「好きな奴って、ユラだろ。」

クレア姫は、ハッとした。

「間違いねえな。」

俺は喉の骨が取れたように、納得した。


「……黙っていてください。」

「どうして。」

「王は、私の相手を、魔物を退治した者と決めました。王の指示は絶対です。」

その時のクレア姫は、なんか呪いがかけられたような顔をしていた。

「あーあ。浮かねえ顔。」

そう言うとまた後ろの使用人が、怒り顔になる。

「そんな奴と俺は、結婚するのか。」

「すみません。こんな顔をするのは、今日が最後です。明日からは、あなたを伴侶として……」

俺はクレア姫の肩を叩いた。

「無理することはないよ。」

「えっ?」

「まあ、後でな。」

俺は彼女の背中を押すと、部屋から追い出した。

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