一番星にキスをする
「はっ! そういえば他のメンバーは⁉︎」
「ん? あぁ、みんな帰った」
それを聞いて、ほっと胸を撫で下ろす。こんな場面を同期の友人たちに見られたら、大変な騒ぎになるに決まってる。
修は胸を触っていた左手をスッと離すと、胸の頂のすぐ下を指で突き始めた。
「知ってる? 丸山ってここにホクロがあるの」
「知らないわけないでしょ。だって私のコンプレックスの一つだもん」
昔からこのホクロが嫌いだった。胸が大きくなれは見えなくなると思っていたが、自分が想像していたよりも胸は大きくならず、より一層目立つようになってしまった。
「えー、俺からすれば、こんなエッチな場所にホクロがあるなんてギャップ萌えなんだけど」
「……そう言われるから嫌なのに……」
聖は不愉快そうに頬を膨らませ、胸を触る修の手を引き剥がそうと必死になっていると、彼は腕の力を緩め、ベッドに片肘をついて横になる。
なんとなく気まずくて、聖は修に背を向けた。
「……っていうか、私が誘ったのなら、断ればいいでしょ」
「なんで? 誘ってもらえるなんてラッキーじゃん。付き合ってる子もいないし、断る理由がない」
「……この私がワンナイト……しかも同期となんて、これから会いにくくなるじゃない」
「ふーん、あんまり考えたことないなぁ」
「それってまさか──」
「勘違いしないでよ! これまで同期としたことはないから、それだけは言っておく」
ちょうど言いかけていた言葉を先に言われ、聖はグッと唇をつぐんだ。
とはいえ、修の女性関係を知っているわけではないし、どちらかといえばクリーンなイメージの方が強い。
とりあえず同期の中で、妙ないざこざが起きることはなさそうだと安堵した。
すると何故か修が頬を染め、とろけるような瞳で聖を見つめて微笑む。
「丸山って筋肉フェチなんだよね?」
全身から血の気が引き、体がブルっと震えた。
「なっ⁉︎ なんでそれを知ってるの⁉︎」
「だって丸山が俺のシャツにハイボールをこぼしたから、着替えようと思って服を脱いだら、食い入るように俺のこと見てきてさ」
彼のシャツにハイボールをこぼしたことよりも、缶チューハイの後にハイボールまで飲んでいたことを知らされ絶句する。
「そうしたら、『牧川の胸板、なんかセクシーだよね』って熱っぽい目で言うの。その後にお誘いを受けちゃった」
「……あの、正気を保っていたなら受けないでよ。こっちは記憶がないのに」
ガックリとうなだれ、大きなため息をつく。
しかし聖の落ち込んだ様子には目をくれず、修は残念そうな目でこちらを見た。
「ん? あぁ、みんな帰った」
それを聞いて、ほっと胸を撫で下ろす。こんな場面を同期の友人たちに見られたら、大変な騒ぎになるに決まってる。
修は胸を触っていた左手をスッと離すと、胸の頂のすぐ下を指で突き始めた。
「知ってる? 丸山ってここにホクロがあるの」
「知らないわけないでしょ。だって私のコンプレックスの一つだもん」
昔からこのホクロが嫌いだった。胸が大きくなれは見えなくなると思っていたが、自分が想像していたよりも胸は大きくならず、より一層目立つようになってしまった。
「えー、俺からすれば、こんなエッチな場所にホクロがあるなんてギャップ萌えなんだけど」
「……そう言われるから嫌なのに……」
聖は不愉快そうに頬を膨らませ、胸を触る修の手を引き剥がそうと必死になっていると、彼は腕の力を緩め、ベッドに片肘をついて横になる。
なんとなく気まずくて、聖は修に背を向けた。
「……っていうか、私が誘ったのなら、断ればいいでしょ」
「なんで? 誘ってもらえるなんてラッキーじゃん。付き合ってる子もいないし、断る理由がない」
「……この私がワンナイト……しかも同期となんて、これから会いにくくなるじゃない」
「ふーん、あんまり考えたことないなぁ」
「それってまさか──」
「勘違いしないでよ! これまで同期としたことはないから、それだけは言っておく」
ちょうど言いかけていた言葉を先に言われ、聖はグッと唇をつぐんだ。
とはいえ、修の女性関係を知っているわけではないし、どちらかといえばクリーンなイメージの方が強い。
とりあえず同期の中で、妙ないざこざが起きることはなさそうだと安堵した。
すると何故か修が頬を染め、とろけるような瞳で聖を見つめて微笑む。
「丸山って筋肉フェチなんだよね?」
全身から血の気が引き、体がブルっと震えた。
「なっ⁉︎ なんでそれを知ってるの⁉︎」
「だって丸山が俺のシャツにハイボールをこぼしたから、着替えようと思って服を脱いだら、食い入るように俺のこと見てきてさ」
彼のシャツにハイボールをこぼしたことよりも、缶チューハイの後にハイボールまで飲んでいたことを知らされ絶句する。
「そうしたら、『牧川の胸板、なんかセクシーだよね』って熱っぽい目で言うの。その後にお誘いを受けちゃった」
「……あの、正気を保っていたなら受けないでよ。こっちは記憶がないのに」
ガックリとうなだれ、大きなため息をつく。
しかし聖の落ち込んだ様子には目をくれず、修は残念そうな目でこちらを見た。