魔法の発達したこの世界。戦場後方での治癒院で駆け回り、赤薔薇の聖女と呼ばれる私「ローズ」の趣味は『筋肉質な男性を見る事』。 　細身な男性がイケメンとされるこの世界では変わった趣味であり、戦場でのヒーラー仲間からは『醜男フェチ』なんて揶揄われる始末。でも私にとって戦場は筋肉を堪能できるパラダイス！　筋肉万歳！！ 　しかし和平条約で戦争は終結し、用済みになった私は婚約者である第二王子「レオン様」に婚約破棄されてしまう。 　そして戦で戦果をあげたという辺境伯「ブレイズ・ウィルドハート様」に嫁ぐ事なった。諦めて流れに身を任せていた私だったが、彼はまさに理想の筋肉質な男性で。いきなり目の前に好みの男性が現れて混乱した私は、つい初手から「抱いてください！」なんてお願いをしてしまって……？ 　筋肉愛に始まり、筋肉から与えられる愛で終わる。目の前に立ちはだかる障害すら、スカッと腕力でぶっ飛ばしてパワーで解決！ 　とにかく甘くて脳筋系なカップルのラブコメファンタジーです。 　 .｡ﾟ+..｡ﾟ+.<登場人物>.｡ﾟ+..｡ﾟ+ ⭐︎ローズ 大胸筋に一目惚れした元平民の聖女。20歳。 小柄で『赤薔薇の聖女』の異名を持つ。 ⭐︎ブレイズ・ウィルドハート ローズに一目惚れした辺境伯。30歳。 筋肉ムキムキ、素敵な大胸筋を持つ。 唯一使える魔法でゴリラに変身する。

公爵令嬢のベアトリスは、王太子の婚約者候補筆頭だった。だが、王太子は伯爵令嬢と運命の恋に落ち、ベアトリスとの婚約はなくなった。 実は、前世の記憶持ちで、筋肉フェチのベアトリスは内心大喜び。 「これで好みの筋肉を探し求めることができるわ！」 辺境伯のエドガーは、無口で目つきが凶悪な為か、良い縁談に恵まれずにいた。 しかし王太子の結婚祝賀パーティーで、運命の出会いが訪れる。 「なんて素晴らしい筋肉なのでしょう……」 「ん？」 「婚約者はいらっしゃる？　わたくしなんてどうですか？」 「はい？」 ベアトリスの勢いのまま、エドガーは気付けば国王の御前で婚約の許しを得ていた。 筋肉フェチの公爵令嬢とムキムキ純愛スローライフ！ 「さあ一緒に辺境でスローライフを送りましょう！」 ベアトリス・スペンサー Beatrice・Spencer 銀髪の儚げな公爵令嬢 (実は転生者で筋肉フェチ) エドガー・トバイアス Edgar・Tobias 筋肉ムキムキ辺境伯 (ベアトリスにメロメロな溺愛体質)

筋肉がたまらない