あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
「長い目で見るしかないわ。それより、早く食べちゃいましょうよ。急がないとお昼休憩が終わっちゃう」
エルニーナの言葉に、ソリンははっとした様子でフォークを握り直した。
仕事の面では差別されているが、待遇の面ではさほど差別されているというわけではない。
男女別ではあるが、同じ広さの官舎に住むことを許され、同じ食堂を使える。給与の面でも、ちゃんと男性と同じだけの金額が支払われている。
もっとも、女性の官僚が出世することはないため、年を重ねれば重ねただけ差が大きくなっていくという現実は否定できない。
食堂の食事は、パンにスープ、それから肉料理か魚料理を選べて蒸し野菜が付く。
決まったメニューではあるが、味はいいし、食堂の料理人達が同じ味付けにならないように工夫してくれているため、飽きずに食べられる。食費がかからないというのも、エルニーナが文官を目指した理由のひとつ。
食事を終えたら、午後の仕事が始まるまでに着席しておかねば。やらねばならない仕事はたくさんあるのだから。
文書課に戻るソリンと別れて廊下を歩きながら、エルニーナはため息をついた。
エルニーナの言葉に、ソリンははっとした様子でフォークを握り直した。
仕事の面では差別されているが、待遇の面ではさほど差別されているというわけではない。
男女別ではあるが、同じ広さの官舎に住むことを許され、同じ食堂を使える。給与の面でも、ちゃんと男性と同じだけの金額が支払われている。
もっとも、女性の官僚が出世することはないため、年を重ねれば重ねただけ差が大きくなっていくという現実は否定できない。
食堂の食事は、パンにスープ、それから肉料理か魚料理を選べて蒸し野菜が付く。
決まったメニューではあるが、味はいいし、食堂の料理人達が同じ味付けにならないように工夫してくれているため、飽きずに食べられる。食費がかからないというのも、エルニーナが文官を目指した理由のひとつ。
食事を終えたら、午後の仕事が始まるまでに着席しておかねば。やらねばならない仕事はたくさんあるのだから。
文書課に戻るソリンと別れて廊下を歩きながら、エルニーナはため息をついた。