あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
「騎士団への就職希望の方はあちら、それから魔物のことで相談がある人はあちらの机に」
騎士団員は、何人いてもいい。畑を魔物に荒らされた農民、街道の安全について聞きたい商人。彼らの話を聞くための場所も用意してある。
「どこに相談したらいいのかわからない方は、私かこちらのコルネリオさんに聞いてください」
「俺でもいいぞ。俺達で解決できない問題は、辺境伯様にご相談だ」
コルネリオも相談会に加わってくれるようだ。
最初に声を張りあげたドラヴェンは、周囲が落ち着いたと見て取ると、最初にいた場所に着席した。腕を組み、油断のない目で、集まった人達を見ている。
「こんなことをして、懐柔できると思っているのか? 俺達が、王都の者からどんな扱いを受けているか!」
エルニーナの前に立った人は、どうやら王都でひどい目に遭わされたようだ。王都から来たエルニーナが信頼できないと思っているのかもしれない。
「エルニーナ嬢、その者をここに」
「……え?」
ドラヴェンが声をかけると、エルニーナに向かってわめきたてていた男は、ぎょっとしたような目を彼に向けた。
騎士団員は、何人いてもいい。畑を魔物に荒らされた農民、街道の安全について聞きたい商人。彼らの話を聞くための場所も用意してある。
「どこに相談したらいいのかわからない方は、私かこちらのコルネリオさんに聞いてください」
「俺でもいいぞ。俺達で解決できない問題は、辺境伯様にご相談だ」
コルネリオも相談会に加わってくれるようだ。
最初に声を張りあげたドラヴェンは、周囲が落ち着いたと見て取ると、最初にいた場所に着席した。腕を組み、油断のない目で、集まった人達を見ている。
「こんなことをして、懐柔できると思っているのか? 俺達が、王都の者からどんな扱いを受けているか!」
エルニーナの前に立った人は、どうやら王都でひどい目に遭わされたようだ。王都から来たエルニーナが信頼できないと思っているのかもしれない。
「エルニーナ嬢、その者をここに」
「……え?」
ドラヴェンが声をかけると、エルニーナに向かってわめきたてていた男は、ぎょっとしたような目を彼に向けた。