あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
 ドラヴェンの言葉に、コルネリオはゆっくりと頷く。強力な味方ができたことに、エルニーナは安堵した。
 明日からは、もっとスムーズに進行できるはずだ。


 試行錯誤を繰り返しながら、三度にわたって相談会は続けられた。まだ相談したい者は残っているが、次に大々的な相談会を開催するのは来年の春になってからでよさそうだ。

「……終わった」

 最後の相談者を見送った後、エルニーナは椅子の背もたれに身体を預けた。ソリンが隣で同じように脱力している。

「エルニーナ、私もう一歩も動けない」
「私も……」

 ソリンと一緒になってぐったりしているエルニーナの視線の先では、セヴェロが倉庫から持ち出した品々を戻そうとしているところだった。さすがの体力である。
 エルニーナも、疲れた身体に鞭打つようにして立ち上がった。後片付けはしなくては。

「セヴェロさん、私も片付ける」
「じゃあ、そっちのテーブルお願いしていいかな?」
「任せて」

 テーブルに残されていた書類は分類してそれぞれの箱の中に。回答を後日に持ち越した相談については、明日以降対応していく予定だ。

「ねえ、打ち上げしない?」
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