あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
「打ち上げ?」
エルニーナと同じようにすごく頑張って立ち上がったソリンが、不意にそんなことを言い出す。片付けもやっとなのに、打ち上げに行く元気はあるのだろうか。
「街に酒場があるでしょう。前に通りかかった時に見たの。今日はもう仕事のことは忘れて、飲みましょう」
「賛成!」
真っ先に手を挙げたのはセヴェロだった。
「もちろん。全員で行くわよ!」
ソリンは立ち上がると、部屋の奥にいるドラヴェンの方にまっすぐ歩いていった。
彼の机の上にも、みっしりと書類が積み上げられている。
「辺境伯様!」
「ん?」
ドラヴェンは、最後の案件の書類に目を通しているところだった。顔を上げると、目の前にソリンが立っている。
「打ち上げに行きます。辺境伯様もいらしてください」
「……俺もか?」
「当然です。今回の相談会は辺境伯様あってのことですから。辺境伯様も来てくださらないと」
「ソリン!」
たしかにドラヴェンは多少のことは笑って許してくれるが、今のはいささか気安過ぎやしないか。エルニーナははらはらとしていたけれど、ドラヴェンは笑っただけだった。
「……わかった。行こう」
エルニーナと同じようにすごく頑張って立ち上がったソリンが、不意にそんなことを言い出す。片付けもやっとなのに、打ち上げに行く元気はあるのだろうか。
「街に酒場があるでしょう。前に通りかかった時に見たの。今日はもう仕事のことは忘れて、飲みましょう」
「賛成!」
真っ先に手を挙げたのはセヴェロだった。
「もちろん。全員で行くわよ!」
ソリンは立ち上がると、部屋の奥にいるドラヴェンの方にまっすぐ歩いていった。
彼の机の上にも、みっしりと書類が積み上げられている。
「辺境伯様!」
「ん?」
ドラヴェンは、最後の案件の書類に目を通しているところだった。顔を上げると、目の前にソリンが立っている。
「打ち上げに行きます。辺境伯様もいらしてください」
「……俺もか?」
「当然です。今回の相談会は辺境伯様あってのことですから。辺境伯様も来てくださらないと」
「ソリン!」
たしかにドラヴェンは多少のことは笑って許してくれるが、今のはいささか気安過ぎやしないか。エルニーナははらはらとしていたけれど、ドラヴェンは笑っただけだった。
「……わかった。行こう」