あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
パンを焼くのは厨房の竈だが、煮込み料理は各部屋に置かれた魔石ストーブの上に鍋を置けばいい。芋の団子を入れたスープにすれば、厨房で使う分の燃料を節約できる。
やらねばならないことは多いが、こうやって仕事があるうちはまだいい。余計なことは考えずにすむから。
「じゃあ、そうするように厨房の係の人に言っておくね。芋も今日のうちに運んでおく」
「お願い」
無事にドラヴェン達は、街道沿いの街に到着できただろうか。
窓の方に目を向けるけれど、当然、そこには真っ白な雪景色があるだけ。明日の夕方、明日の夕方には戻ってくるはずだ。
あまり眠ることのできないまま一晩を過ごした翌朝。
今日、ドラヴェン達は戻ってくるはず――倉庫から備蓄を持ち出した確認を取り、台帳に署名する。ドラヴェンが戻ってきたら、確認してもらわねばならない。
仕事をしていても、窓の外についつい目が行ってしまう。
「エルニーナさん、言っておくけど、あっちでもう一泊する可能性もあるんだからね?」
「……そうよね」
セヴェロが言うには、雪が降っていなくても、雪竜の疲労度によってはもう一泊してくる可能性もある。
やらねばならないことは多いが、こうやって仕事があるうちはまだいい。余計なことは考えずにすむから。
「じゃあ、そうするように厨房の係の人に言っておくね。芋も今日のうちに運んでおく」
「お願い」
無事にドラヴェン達は、街道沿いの街に到着できただろうか。
窓の方に目を向けるけれど、当然、そこには真っ白な雪景色があるだけ。明日の夕方、明日の夕方には戻ってくるはずだ。
あまり眠ることのできないまま一晩を過ごした翌朝。
今日、ドラヴェン達は戻ってくるはず――倉庫から備蓄を持ち出した確認を取り、台帳に署名する。ドラヴェンが戻ってきたら、確認してもらわねばならない。
仕事をしていても、窓の外についつい目が行ってしまう。
「エルニーナさん、言っておくけど、あっちでもう一泊する可能性もあるんだからね?」
「……そうよね」
セヴェロが言うには、雪が降っていなくても、雪竜の疲労度によってはもう一泊してくる可能性もある。