あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
「はーい。ああ、これだけ人手が確保できるなら、予想より早く集合住宅の建築は終わるかもしれませんね。辺境伯様にお話ししてみます」
辺境伯領で過ごしたひと冬の間に、避難民達の間では結束が高まったようだった。寒さも落ち着いてきた今、皆、自分の仕事を見つけて動き始めている。
「エルニーナさん、僕に手伝えることはある?」
倉庫から厨房へ荷物を運んできたらしいセヴェロが顔を出した。
「ありがとうございます。今は、手は足りているので大丈夫ですよ」
「できることがあったら言ってね? 爺達も、雪竜の扱いに慣れてきたしさ」
セヴェロの実家であるアルジェンタ商会からは、あれから何度も商品を運んでもらった。今までは雪竜を使うことはしていなかったのだが、辺境伯領との取引で、馬よりも使い勝手がいい面もあるということに気づいたようだ。
この冬のために買い上げた雪竜は、今後も商会で飼育を続けると教えてくれた。
ドラヴェンが来なかったとしても、辺境伯領までなんとしてでも商品を運ぼうとわざわざ雪竜を買い上げて準備してくれていたというのだからありがたい。
「皆を集めてくれないか?」
辺境伯領で過ごしたひと冬の間に、避難民達の間では結束が高まったようだった。寒さも落ち着いてきた今、皆、自分の仕事を見つけて動き始めている。
「エルニーナさん、僕に手伝えることはある?」
倉庫から厨房へ荷物を運んできたらしいセヴェロが顔を出した。
「ありがとうございます。今は、手は足りているので大丈夫ですよ」
「できることがあったら言ってね? 爺達も、雪竜の扱いに慣れてきたしさ」
セヴェロの実家であるアルジェンタ商会からは、あれから何度も商品を運んでもらった。今までは雪竜を使うことはしていなかったのだが、辺境伯領との取引で、馬よりも使い勝手がいい面もあるということに気づいたようだ。
この冬のために買い上げた雪竜は、今後も商会で飼育を続けると教えてくれた。
ドラヴェンが来なかったとしても、辺境伯領までなんとしてでも商品を運ぼうとわざわざ雪竜を買い上げて準備してくれていたというのだからありがたい。
「皆を集めてくれないか?」