あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
「はい。倉庫の整理を長期間行っていなかったようです。一度すべて中身を取り出し、再確認いたしました」
「蝋燭をこんなに処分する必要はあったのか?」
「書類にも記しましたが、カビが生えておりました。カビを削り、再利用することも考えましたが、健康への悪影響、また加工する人員が用意できるかなどを考慮し、辺境伯様の許可を得て、処分いたしました」
「……物を無駄にしたのだな」
この感じだ。
どうにかエルニーナのやらかしを見つけ出したいらしい。
「はい。今回はしかたないと判断いたしました。同じ過ちを繰り返さないよう、きちんと仕組みも整えております」
使うことなく処分してしまったから、辺境伯家の財を無駄にしたと言えなくもない。だが、このまま不良在庫を抱えていてもしかたない。
いったん処分して倉庫をきちんと片づけた方が、あとあと同じ失敗を繰り返さないですむと判断した。辺境伯も賛成してくれたのだから、問題はないはずだ。
「なるほど。きちんと理由付けはできているようだな――だが、これはどうだ? 勝手に食料品を倉庫から持ち出しているではないか」
「蝋燭をこんなに処分する必要はあったのか?」
「書類にも記しましたが、カビが生えておりました。カビを削り、再利用することも考えましたが、健康への悪影響、また加工する人員が用意できるかなどを考慮し、辺境伯様の許可を得て、処分いたしました」
「……物を無駄にしたのだな」
この感じだ。
どうにかエルニーナのやらかしを見つけ出したいらしい。
「はい。今回はしかたないと判断いたしました。同じ過ちを繰り返さないよう、きちんと仕組みも整えております」
使うことなく処分してしまったから、辺境伯家の財を無駄にしたと言えなくもない。だが、このまま不良在庫を抱えていてもしかたない。
いったん処分して倉庫をきちんと片づけた方が、あとあと同じ失敗を繰り返さないですむと判断した。辺境伯も賛成してくれたのだから、問題はないはずだ。
「なるほど。きちんと理由付けはできているようだな――だが、これはどうだ? 勝手に食料品を倉庫から持ち出しているではないか」