あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
魔物の跋(ばっ)扈(こ)する地に面したフロンテレスク辺境伯領では、辺境伯家所属の騎士達が毎日のように魔物を討伐していた。
それだけでは足りないと、魔物の活動が活発になる時期には、王国騎士団も魔物討伐に赴いている。
例年ならば、辺境伯家の騎士達と王都から派遣された騎士達は、合同で討伐にあたる。だが、今年に限って、国王は別々に討伐にあたるようにと王国騎士団に命じたのだ。
その結果が、王国騎士団の壊滅状態。送られた騎士達のうち八割が死亡、もしくは負傷により戦線を離れた。
「……なんてことを言うんだ」
という声が聞こえたのは、騎士達からだった。思わずといった様子で漏れたその言葉に、マクシムは顔を引きつらせた。けれど、それだけでは終わらなかった。
「そうだ! 例年通りに辺境伯家の騎士達と合同で討伐を行っていれば!」
「補給がうまくいかなかったのは、補給計画を立てた者の失敗だろう!」
そうだそうだと賛同する声が重なる。マクシムの顔はますます醜く歪む。彼の顔は真っ赤になっていて、怒りを懸命に抑えようとしているようだ。
「うるさい!」
それだけでは足りないと、魔物の活動が活発になる時期には、王国騎士団も魔物討伐に赴いている。
例年ならば、辺境伯家の騎士達と王都から派遣された騎士達は、合同で討伐にあたる。だが、今年に限って、国王は別々に討伐にあたるようにと王国騎士団に命じたのだ。
その結果が、王国騎士団の壊滅状態。送られた騎士達のうち八割が死亡、もしくは負傷により戦線を離れた。
「……なんてことを言うんだ」
という声が聞こえたのは、騎士達からだった。思わずといった様子で漏れたその言葉に、マクシムは顔を引きつらせた。けれど、それだけでは終わらなかった。
「そうだ! 例年通りに辺境伯家の騎士達と合同で討伐を行っていれば!」
「補給がうまくいかなかったのは、補給計画を立てた者の失敗だろう!」
そうだそうだと賛同する声が重なる。マクシムの顔はますます醜く歪む。彼の顔は真っ赤になっていて、怒りを懸命に抑えようとしているようだ。
「うるさい!」