あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
そこは、戦場だった。魔物相手ではなく別の意味の。
書類が積み上げられているならばまだしも、あちこち散らばってしまっていて、中には床の上に放り出されているものまである始末。
副官の着任にはまだ少しかかるそうで、それまでの間はティベルの指示に従ってほしいらしい。
(……これは後回しでいいわね)
とりあえず、床に落ちていた一枚を拾い上げてみる。
近いうちに秋の遠征を控えているが、その遠征に必要な食料の申請は、今すべき仕事ではない。
「まずは、この騎士団が必要とする消耗品を洗い出しますね」
「……すまない。頼む」
とりあえず魔物との戦いのために新設された騎士団は、マクシム騎士団と呼ばれることになったそうだ。現在の国王であるマクシムが創立を決めたため、彼の名がついたという。
この騎士団にはおよそ五十名の騎士が所属することになる。王都に家がある者はそちらからの通いになるだろうが、新たに設けられた寮で生活する者も多い。
書類が積み上げられているならばまだしも、あちこち散らばってしまっていて、中には床の上に放り出されているものまである始末。
副官の着任にはまだ少しかかるそうで、それまでの間はティベルの指示に従ってほしいらしい。
(……これは後回しでいいわね)
とりあえず、床に落ちていた一枚を拾い上げてみる。
近いうちに秋の遠征を控えているが、その遠征に必要な食料の申請は、今すべき仕事ではない。
「まずは、この騎士団が必要とする消耗品を洗い出しますね」
「……すまない。頼む」
とりあえず魔物との戦いのために新設された騎士団は、マクシム騎士団と呼ばれることになったそうだ。現在の国王であるマクシムが創立を決めたため、彼の名がついたという。
この騎士団にはおよそ五十名の騎士が所属することになる。王都に家がある者はそちらからの通いになるだろうが、新たに設けられた寮で生活する者も多い。