あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
顎のあたりで切りそろえた髪を揺らしながらやってきたソリンは、エルニーナの前に一枚の紙を置いた。
「この申請書、誰が書いたの? まったくなってないんだけど!」
「団長に確認してみる」
ソリンがわざわざ持ってきてくれたのは、剣の追加発注の書類だった。
自前の武器を持っている騎士も多いが、中には騎士になり立てで、自分の剣を持っていない者もいる。また、なんらかの事情で破損してしまった武器の予備も必要だ。
そんなわけで、武器を発注することは珍しくないのだが、提出した書類の書式が間違っていたという。
ソリンは、おかしいと思って確認に来てくれたらしい。やはり、頼れるのは友人である。
武器の発注はティベルがすませていたというので、そのままソリンに手続きをしてもらう。
「エルニーナ嬢、助かった。提出前に、一度君にも確認してもらえばよかったな。今までにも何度も提出した書類だから問題ないと思ったんだが」
「毎回訂正していたそうですよ……?」
ソリンが言うには、騎士団から提出される書類の中には、豪快なミスをしたものも多々あったらしい。
「この申請書、誰が書いたの? まったくなってないんだけど!」
「団長に確認してみる」
ソリンがわざわざ持ってきてくれたのは、剣の追加発注の書類だった。
自前の武器を持っている騎士も多いが、中には騎士になり立てで、自分の剣を持っていない者もいる。また、なんらかの事情で破損してしまった武器の予備も必要だ。
そんなわけで、武器を発注することは珍しくないのだが、提出した書類の書式が間違っていたという。
ソリンは、おかしいと思って確認に来てくれたらしい。やはり、頼れるのは友人である。
武器の発注はティベルがすませていたというので、そのままソリンに手続きをしてもらう。
「エルニーナ嬢、助かった。提出前に、一度君にも確認してもらえばよかったな。今までにも何度も提出した書類だから問題ないと思ったんだが」
「毎回訂正していたそうですよ……?」
ソリンが言うには、騎士団から提出される書類の中には、豪快なミスをしたものも多々あったらしい。