あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
エルニーナの差し出した資料を、ティベルが笑顔で受け取ってくれたのでほっとする。ステファノは、エルニーナの提案なんて、いつもなかったことのようにしてきたから。
「それと……余計なことかもしれませんが」
「なんだ?」
もしかしたら、彼ならエルニーナの進言を受け入れてくれるかもしれない。受け入れてもらえなくても、いつものことだ。
期待をせずに、エルニーナは口を開いた。
「ガルフォード様ですが、弓もお使いになられてはどうでしょう……」
「ガルフォード?」
今、エルニーナが名を上げたのは、魔物討伐騎士団の専属魔術師だ。炎の魔術を得意とし、騎士団の攻撃の中心である。
「弓がお得意だとお見受けしました」
「そんな話は聞いていないが……」
「魔術師の方が他の攻撃方法を使うことはまずありません。でも、ガルフォード様の腕でしたら、魔力を節約できる可能性が高いです」
「なぜわかる?」
「特技なんです。団長も普段は片手剣をお使いですが、本当は両手剣の方がお得意ですよね」
「それと……余計なことかもしれませんが」
「なんだ?」
もしかしたら、彼ならエルニーナの進言を受け入れてくれるかもしれない。受け入れてもらえなくても、いつものことだ。
期待をせずに、エルニーナは口を開いた。
「ガルフォード様ですが、弓もお使いになられてはどうでしょう……」
「ガルフォード?」
今、エルニーナが名を上げたのは、魔物討伐騎士団の専属魔術師だ。炎の魔術を得意とし、騎士団の攻撃の中心である。
「弓がお得意だとお見受けしました」
「そんな話は聞いていないが……」
「魔術師の方が他の攻撃方法を使うことはまずありません。でも、ガルフォード様の腕でしたら、魔力を節約できる可能性が高いです」
「なぜわかる?」
「特技なんです。団長も普段は片手剣をお使いですが、本当は両手剣の方がお得意ですよね」