あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
というより、遠征部隊とはぐれてしまって遭難した時ぐらいしか使う機会はないと思っていたようだ。
「薬師の経験を持つ者に、他の者を実地で指導させることにした。これで、食料を節約できる……もちろん、持参する食料をケチるつもりはないからね」
「よかったです」
「それと、ガルフォードには弓を持たせてみた。たしかに、彼は弓が上手い」
元々趣味で弓をやっていたそうなのだが、本人は実戦で使い物にはならないと思っていたので申告していなかったとティベルは教えてくれた。実際に弓を持たせてみたところ、騎士団の中でも上位に入る腕の持ち主だったようだ。たしかに魔力は節約したいから、今後は積極的に弓も使っていくつもりらしい。
「エルニーナ嬢の意見を、取り入れられるところは取り入れてみた。ところで、一つ聞きたいのだが」
「何でしょう?」
「書類仕事の得意な者はいないか?」
「……あー」
エルニーナは、遠い目になった。
一応、探してはみたのだ。騎士団員の中に書類仕事の得意な人がいれば、ティベルの補佐に回ってもらったらいいのではないか、と。
「薬師の経験を持つ者に、他の者を実地で指導させることにした。これで、食料を節約できる……もちろん、持参する食料をケチるつもりはないからね」
「よかったです」
「それと、ガルフォードには弓を持たせてみた。たしかに、彼は弓が上手い」
元々趣味で弓をやっていたそうなのだが、本人は実戦で使い物にはならないと思っていたので申告していなかったとティベルは教えてくれた。実際に弓を持たせてみたところ、騎士団の中でも上位に入る腕の持ち主だったようだ。たしかに魔力は節約したいから、今後は積極的に弓も使っていくつもりらしい。
「エルニーナ嬢の意見を、取り入れられるところは取り入れてみた。ところで、一つ聞きたいのだが」
「何でしょう?」
「書類仕事の得意な者はいないか?」
「……あー」
エルニーナは、遠い目になった。
一応、探してはみたのだ。騎士団員の中に書類仕事の得意な人がいれば、ティベルの補佐に回ってもらったらいいのではないか、と。