あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
年に二度討伐に行けばいい王都とは違い、このあたりでは定期的に魔物を狩りにいかねばならないのである。
「辺境伯様、こちら、セヴェロ・アルジェンタさんです。王都では外交部門にいました。輸送の手配や、倉庫の管理は彼にお任せしたいのですが……」
「王宮からの出向者か。隣国との折衝に手を貸してもらうつもりで呼んだのだが」
ドラヴェンは、エルニーナの提案に納得がいっていないようだった。
たしかに隣国との折衝のために外交部門の人を呼んだのに、倉庫の管理に回されては彼の計画とは違ってしまう。
「すみません……僕、人と話すのは得意ではなくて」
「それでよく外交部門に行こうと思ったな?」
「いえ、上からの命令で。そこは逆らえませんからね」
セヴェロが困ったような顔になっているので、エルニーナは口を挟むことにした。
ステファノは、見た目や経歴だけで、本人の意志とはまったく関係なく誰をどこに配置するのかを決めてしまっていたこと、実際には向いていない場所に配属になってしまって困っている人も多数いること。
そして、エルニーナとしては、セヴェロに倉庫の管理を任せたほうがいいと考えていることも。
「辺境伯様、こちら、セヴェロ・アルジェンタさんです。王都では外交部門にいました。輸送の手配や、倉庫の管理は彼にお任せしたいのですが……」
「王宮からの出向者か。隣国との折衝に手を貸してもらうつもりで呼んだのだが」
ドラヴェンは、エルニーナの提案に納得がいっていないようだった。
たしかに隣国との折衝のために外交部門の人を呼んだのに、倉庫の管理に回されては彼の計画とは違ってしまう。
「すみません……僕、人と話すのは得意ではなくて」
「それでよく外交部門に行こうと思ったな?」
「いえ、上からの命令で。そこは逆らえませんからね」
セヴェロが困ったような顔になっているので、エルニーナは口を挟むことにした。
ステファノは、見た目や経歴だけで、本人の意志とはまったく関係なく誰をどこに配置するのかを決めてしまっていたこと、実際には向いていない場所に配属になってしまって困っている人も多数いること。
そして、エルニーナとしては、セヴェロに倉庫の管理を任せたほうがいいと考えていることも。