あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
(正直なところ、期待はしていなかったのだが、二人が来てくれたのはありがたかったな)
王宮から文官が来る。
そう聞いた時、ドラヴェンが思い浮かべたのは、王都で会ったことのある文官達の姿だった。彼らは、ろくに仕事をしているようには見えていなかったし、新たに来る文官にもさほど期待はしていなかった。
それに、人の派遣を頼んでいたのは事実だが、外交に強い者をと依頼していたのだ。なのに、王都から回されてきたのは、騎士団で事務作業にあたっていたという者だった。
エルニーナとの初対面を、ドラヴェンはよく覚えている。
執務室の扉が開いて入ってきた彼女を見た時、あまりにも小柄なので心配になった。
いや、王都の女性からすると平均なのだろうが、この領地の者は男女共に大柄な者が多い。
彼らと比べると、エルニーナはあまりにも小さく細く見えた。長旅のあとで、疲れ切っていたというのもあるのかもしれない。
『経験不足だとお思いですか?』
それなのに、そう言ってこちらを見た目つきには、ドラヴェンの知らない力強さがあった。辺境伯領の者が持たない力。
『働かせていただけるのであれば、問題ありません』
王宮から文官が来る。
そう聞いた時、ドラヴェンが思い浮かべたのは、王都で会ったことのある文官達の姿だった。彼らは、ろくに仕事をしているようには見えていなかったし、新たに来る文官にもさほど期待はしていなかった。
それに、人の派遣を頼んでいたのは事実だが、外交に強い者をと依頼していたのだ。なのに、王都から回されてきたのは、騎士団で事務作業にあたっていたという者だった。
エルニーナとの初対面を、ドラヴェンはよく覚えている。
執務室の扉が開いて入ってきた彼女を見た時、あまりにも小柄なので心配になった。
いや、王都の女性からすると平均なのだろうが、この領地の者は男女共に大柄な者が多い。
彼らと比べると、エルニーナはあまりにも小さく細く見えた。長旅のあとで、疲れ切っていたというのもあるのかもしれない。
『経験不足だとお思いですか?』
それなのに、そう言ってこちらを見た目つきには、ドラヴェンの知らない力強さがあった。辺境伯領の者が持たない力。
『働かせていただけるのであれば、問題ありません』