あなたは王の器じゃありません 文官令嬢、辺境の地でその才を発揮する
事件が起こったのは、翌日にゲオルグの納品を控えた夜のことだった。
どこからか、煙の臭いが漂ってくる。
自室で両親に手紙を書いていたエルニーナは、部屋を飛び出した。
誰かが火をおこしているのならば問題ないが、今夜火をたく予定があるとは聞いていない。
(これって、倉庫の方よね……?)
倉庫で火事が起きたのならば、大問題だ。
エルニーナが倉庫の前に到着した時には、すでに当直の騎士達が、消火にかかっているところだった。
「ああ、エルニーナさん!」
セヴェロも火事に気付いて駆けつけたようだ。消火の手伝いをしていたらしい彼の鼻の先に煤がついている。
「何があったんです?」
「僕にも何がなんだか。とりあえず、火事に気付いて駆けつけてきたってわけ」
言葉をかわしている間も、騎士達は消火を続けていた。
エルニーナと短く会話したセヴェロは、再び消火に戻っていく。エルニーナも手伝おうとしたけれど、力仕事なのでという理由で断られた。
(なんで?)
しかたがないので、夜食の手配や怪我人が出た時のために応急手当の準備などを手伝いながら考える。
どこからか、煙の臭いが漂ってくる。
自室で両親に手紙を書いていたエルニーナは、部屋を飛び出した。
誰かが火をおこしているのならば問題ないが、今夜火をたく予定があるとは聞いていない。
(これって、倉庫の方よね……?)
倉庫で火事が起きたのならば、大問題だ。
エルニーナが倉庫の前に到着した時には、すでに当直の騎士達が、消火にかかっているところだった。
「ああ、エルニーナさん!」
セヴェロも火事に気付いて駆けつけたようだ。消火の手伝いをしていたらしい彼の鼻の先に煤がついている。
「何があったんです?」
「僕にも何がなんだか。とりあえず、火事に気付いて駆けつけてきたってわけ」
言葉をかわしている間も、騎士達は消火を続けていた。
エルニーナと短く会話したセヴェロは、再び消火に戻っていく。エルニーナも手伝おうとしたけれど、力仕事なのでという理由で断られた。
(なんで?)
しかたがないので、夜食の手配や怪我人が出た時のために応急手当の準備などを手伝いながら考える。