綾瞳
じゃらじゃら、じゃらじゃらと左右にふらふらとゆれる、重みのある金属音がやけにうるさく耳障りで。その金属の塊で雅くんはわたしをいとも容易く支配してしまえるのだと。
手錠を見つめながら、しばしぼんやりとした。
『それ……』
それ、と切り出せば、『通販』とただ一言。
壁にもたれて足組みし、じゃらりと手錠をゆらす。
淡々とした声音――。
その瞳が刹那、眼鏡の奥でギラリと光った気がして、ひやりと肝が冷える。捕食者の眼に似ているそれは、ひとを本能的に恐れさせるには充分な力を持っているとおもってしまった。
こわくて後退りする。
不快感にも似た感覚が皮膚をぞわりとさせ、ぶるっと身震いする。
『……どうする?』
『どうする、って?……』
手錠を一瞥し、『使ってほしい? これ』との問いを投げかける。
使ってほしい、だなんて。なんという聞きかたをするんだこの男は、とおそろしくなってきて。
『や、やめてよ……』
すがるように反抗すれば、ふっ、と鼻でわらい、『いやあ、ごめんごめん、冗談だよ』と話した。
『う、うん……』
手錠を見つめながら、しばしぼんやりとした。
『それ……』
それ、と切り出せば、『通販』とただ一言。
壁にもたれて足組みし、じゃらりと手錠をゆらす。
淡々とした声音――。
その瞳が刹那、眼鏡の奥でギラリと光った気がして、ひやりと肝が冷える。捕食者の眼に似ているそれは、ひとを本能的に恐れさせるには充分な力を持っているとおもってしまった。
こわくて後退りする。
不快感にも似た感覚が皮膚をぞわりとさせ、ぶるっと身震いする。
『……どうする?』
『どうする、って?……』
手錠を一瞥し、『使ってほしい? これ』との問いを投げかける。
使ってほしい、だなんて。なんという聞きかたをするんだこの男は、とおそろしくなってきて。
『や、やめてよ……』
すがるように反抗すれば、ふっ、と鼻でわらい、『いやあ、ごめんごめん、冗談だよ』と話した。
『う、うん……』