約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
食事を終えた三人はそのまま買い物へ行き、日用品などを購入し必要なものを揃えてからマンションへ戻ってから少し経った頃、疲れて眠ってしまった詩音をベッドに寝かせてひと息吐いているところにインターホンの音が鳴り響いた。
訪ねて来たのは黒髪短髪で二十代前半くらいの青年だった。
「悪いな。急に頼んで」
「いえ、お気になさらず」
湊の知り合いらしく、部屋へ招き入れながらそんな会話を交わす二人。
和葉は突然現れた青年を見て少し戸惑った様子で尋ねる。
「湊さん、この方は?」
「コイツは――佐武 千宙。俺の秘書、佐武 真宙の弟だ」
「初めまして。佐武 千宙です」
紹介された千宙が丁寧に頭を下げたので、和葉も慌てて会釈を返した。
「初めまして、瀬戸 和葉です。よろしくお願いします」
「こちらこそ」
湊は二人の様子を確認すると和葉に向き直る。
「俺が見合いで出掛けてる間、千宙に留守を任せようと思ってる」
「え……?」
「信頼出来る奴だから安心してくれ。それに千宙は保育士の資格を持ってるから詩音ちゃんのことも任せられる」
「そうなんですね……わざわざすみません……」
「気にするな」
「でも……」
「俺がいない間、お前たちだけを残していくのは不安だから、安心できる奴に任せる、それだけだ」
「……ありがとうございます」
そのとき、目を覚ましてしまったのか詩音が部屋から出てきてリビングへやって来た。
「おにーちゃん、だれ?」
見知らぬ人を前に目を擦りながら問いかける詩音。
すると千宙は詩音と同じ目線になるようにしゃがみ込んだ。
「僕は佐武 千宙だよ。よろしくね」
「おにーちゃんの、おともだち?」
「そうよ、お兄ちゃんが出掛けてる間はママとこの千宙お兄ちゃんとお留守番しようね」
「うん!」
湊の知り合いと分かったからなのか詩音は嬉しそうに頷いたので、その様子を見た湊は安堵の息を吐いた。
「それじゃあ俺はそろそろ出掛けるから、後のことは頼む。実家に寄ってから戻るから帰りは少し遅くなるかもしれない」
「分かりました。任せてください」
「和葉も、困ったことがあれば何でも千宙に言ってくれ」
「分かったわ。湊さん……」
「ん?」
「夜、私の方からも話したいことがあるから…………」
「……わかった。なるべく早く帰るようにするよ」
和葉の話したいこと、それは何なのか。
気になりつつも支度を整えた湊は三人に見送られて家を出て行った。
訪ねて来たのは黒髪短髪で二十代前半くらいの青年だった。
「悪いな。急に頼んで」
「いえ、お気になさらず」
湊の知り合いらしく、部屋へ招き入れながらそんな会話を交わす二人。
和葉は突然現れた青年を見て少し戸惑った様子で尋ねる。
「湊さん、この方は?」
「コイツは――佐武 千宙。俺の秘書、佐武 真宙の弟だ」
「初めまして。佐武 千宙です」
紹介された千宙が丁寧に頭を下げたので、和葉も慌てて会釈を返した。
「初めまして、瀬戸 和葉です。よろしくお願いします」
「こちらこそ」
湊は二人の様子を確認すると和葉に向き直る。
「俺が見合いで出掛けてる間、千宙に留守を任せようと思ってる」
「え……?」
「信頼出来る奴だから安心してくれ。それに千宙は保育士の資格を持ってるから詩音ちゃんのことも任せられる」
「そうなんですね……わざわざすみません……」
「気にするな」
「でも……」
「俺がいない間、お前たちだけを残していくのは不安だから、安心できる奴に任せる、それだけだ」
「……ありがとうございます」
そのとき、目を覚ましてしまったのか詩音が部屋から出てきてリビングへやって来た。
「おにーちゃん、だれ?」
見知らぬ人を前に目を擦りながら問いかける詩音。
すると千宙は詩音と同じ目線になるようにしゃがみ込んだ。
「僕は佐武 千宙だよ。よろしくね」
「おにーちゃんの、おともだち?」
「そうよ、お兄ちゃんが出掛けてる間はママとこの千宙お兄ちゃんとお留守番しようね」
「うん!」
湊の知り合いと分かったからなのか詩音は嬉しそうに頷いたので、その様子を見た湊は安堵の息を吐いた。
「それじゃあ俺はそろそろ出掛けるから、後のことは頼む。実家に寄ってから戻るから帰りは少し遅くなるかもしれない」
「分かりました。任せてください」
「和葉も、困ったことがあれば何でも千宙に言ってくれ」
「分かったわ。湊さん……」
「ん?」
「夜、私の方からも話したいことがあるから…………」
「……わかった。なるべく早く帰るようにするよ」
和葉の話したいこと、それは何なのか。
気になりつつも支度を整えた湊は三人に見送られて家を出て行った。