追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く
「この村を少しでも豊かにできないか考えてたの」

レオンは紙を一枚手に取る。

びっしりと書き込まれた計画書を眺め、感心したように息を吐いた。

「昼からずっとこれを?」

「ええ」

「休憩は?」

「忘れてた」

「食事は?」

「忘れてたわ」

レオンは額に手を当てる。

「君は本当に……」

「何?」

「人に言うが君も大概だな。」

「そうかしら」

「間違いない」

私は少しだけ首を傾げる。

自覚はなかった。

レオンは椅子を引き、向かいに座る。

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