追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く
「そんなわけないでしょう」

「ありますって!」

ミリアは指を折りながら数え始める。

「おばあちゃんの雪かき手伝いましたよね?」

「暇だったからよ」

「子どもの熱が出た時、お医者さん呼びに走りましたよね?」

「すぐ近くにいたから」

「井戸が壊れた時も真っ先に動きましたよね?」

「放っておくと困るでしょう」

「ほら!」

「何が?」

「全部優しい!」

「違うわ」

「また照れてる!」

「照れてない」

「照れてるじゃないですか!」

私はため息をついた。

話にならない。

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