追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く
ミリアはにこにこしながら紙を胸に抱える。

「これ、絶対うまくいきます!」

「根拠は?」

「エレノアさんが考えたっていうのが一番の根拠ですよ!」

「はぁ?」

「あー、でもエレノアさん、説明するの下手だからなぁ〜...」

「失礼ね」

「だって絶対、『やりたくないなら別にいい』とか言っちゃうでしょう?」

「……言わないわよ」

「絶対ギクってしたでしょ!」

図星だった。

私は思わず視線を逸らす。

「まぁ、とにかく決まりです!」

ミリアは元気よく拳を握る。

「まずはお父さんに話をしてみますね!」

私は少し考えたあと、小さく頷いた。

「……お願いするわ」

その一言に、ミリアはぱっと笑顔になる。

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