追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く
壊れていた水路の一部が、確かに繋がったのだ。

小さな流れ。

だが、それは確実に畑へ向かっている。

「やったぞ!」

誰かが叫ぶ。

「「「「うおおおおおおっ!!!!!!!」」」」

次の瞬間、歓声が上がった。

エレノアはその様子を見て、ふっと目を細める。

「まだ、こんなの序の口よ」

そう言いながらも、声は少しだけ柔らかかった。

< 90 / 121 >

この作品をシェア

pagetop