【改稿版】彼女はエリート外交官の求愛から逃れられない
「やっぱりそうだったんだ。おめでとう!えっと、おめでとうって言っていいんだよね?」

「うん。玲さんの赤ちゃんを授かったのは、私にとって何よりのご褒美なの。この子がいれば、どんなことでも頑張れる」

「琴乃ったら……ひとりで育てるだけでも大変なのに、相手だけじゃなくて自分の家族にも隠すなんて無理がありすぎる」

「それはわかってる。妊娠生活をどう乗り切るかだけで今は頭がいっぱい。玲さんに知らせたら、お母さんのことも考えないといけなくなる。今、私自身にお母さんと戦う余裕もないの」

「わかった。とにかく私が全面的に協力する。琴乃、仕事場で相談できる人か頼れる人はいないの?職場で具合が悪くなることもあると思う。話しておいた方がいい」

「紹介してくれたサークルの同級生が職場結婚していて、ちょうど奥さんがお子さんを産んだばかりなの。奥さんとも会ったことがあるんだけどいい人だったから、妊娠のことはふたりに相談してみる」

「うん。そのほうがいい。私もその二人に会わせて。連絡を取り合えるようにしたい」

「佳純……本当にありがとう」

「ほら、また泣いた。もう、琴乃の優しさと頑固には負けた。いくらでも頼っていいからね」

 * * *

 私は最初の予定通り、妊娠したことを母に隠していた。ただ、最近お腹も目立ってきたので、まずは弟の弦也に相談しようと思った。

 すると、ちょうど弦也のほうから連絡がきた。

 なんと、彼女と結婚したいので紹介したいと言われて、二人と会った。以前から付き合っていた彼女さんだった。とてもいい子だったので祝福した。

 なんと、彼女と結婚したいので紹介したいと言われて、二人と会った。以前から付き合っていた彼女さんだった。とてもいい子だったので祝福した。

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