【改稿版】彼女はエリート外交官の求愛から逃れられない
家族の未来
パーティーが終わり、化粧室から戻ってくると、彼は私に見たことのあるカードをちらつかせた。
「琴乃、今日は上に泊まろう。乃蒼はまた実家にお泊りするそうだよ。すっかりじいじとばあばの手管に落ちた」
「玲さんったら、そんな言い方しちゃだめよ。本当に可愛がってくださって、乃蒼は少し甘えすぎていないかしら」
「いいんだよ。今まで甘えたくても我慢していた。君もそうだ。今日は君のことは念入りに甘やかしてやる」
彼は私の手を取ると、エレベーターに向かった。
部屋に入ると、彼は私を壁に押し付けて、ドレスのチャックを上から勢いよく下ろした。
「ちょ、ちょっと玲さん、こんなところで……」
「こうしたくて……ずっと我慢していた。今日は本当につらかったよ、琴乃」
「ええ?!」
後ろから両手で胸を抱きしめる。ちゅ、ちゅっと背中にキスを落としていく。
「……あ……」
「綺麗だ……君を見る男達の目が煩わしくて、早く僕の中に隠したかった。君の背中のラインが特に美しくて、こうやって抱きしめることばかり考えていた」
「……だめ、あ」
胸を持つ手が顎にうつった。私の顔を後ろにかた向ける。彼が覆いかぶさるようにキスをした。
「……ん……」
キスが止められず、振り向いて彼に抱きついてしまう。彼は私をそのまま抱き上げた。
「琴乃。海外の知人から、君の妻は日本女性のいいところを全て兼ね備えた人だと言われたんだ。そして多くの人から羨ましいと言われた」
玲さんはゆっくりと肝心なところをはずして愛撫していく。段々こらえきれなくなってきた。
「玲さん……どうして意地悪……あああ……」