雨の降る日はジャズバーへ ――Cats that gather at night――
レンが近づいて優しく手を握りながら「美琴さんに飲んで欲しいカクテルがあるから良かったら飲んでよ」と笑顔を見せた。

 りょうこに会えなくて寂し事がバレバレで、お酒を作り終えた後も、ママとレンが一緒に居てくれた。

「そう言えば美琴さんってお仕事見つかったの?」

「まだなんですよね」

「あらぁそうなの。美琴ちゃんが良ければ家で働かない? りょうこも一ヶ月くらい帰ってこないし、その間だけでもお試しで」

「良いんですか! 凄く嬉しいです」

「あらぁ良かったわぁ。美琴ちゃんしっかりしてるし、私達がサポートすらから、もし自信がなくても絶対やっていけるよ」

 この後書類を記入して、正式に働くことになった。
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