あなたの××××に触れたい
私もレオくんに励ましの声をかけられたらよかったのだけど、あいにくそんな余裕はない。
なにを隠そう、私もレオくんと同じように雷が大の苦手なのだ。
「っ!」
再び閃光が走って雷鳴が轟く。
もう嫌だ……。
泣き出したい気持ちを堪えて、手を耳にあてる。
こうすれば、大嫌いな雷の音を聞かなくて済む。
キュッと歯を食いしばり、一刻も早く雷が鳴り止むのを心の中で祈った。
「綿谷さんも雷が苦手だったんですね」
喜多川さんは、私の耳もとに口を寄せる。
手で耳を塞いでいても、間近にいる彼の声はきちんと聞こえる。
「は、はい」
いい大人が雷を怖がるなんて、子供みたいだと思われたかもしれない。
それでも嫌いなものは嫌いなのだから仕方ない。
投げやりな気持ちでいると、低くて艶のある声が耳に響いた。
「大丈夫。怖くない」
喜多川さんは、雷を怖がるレオくんを落ち着かせたときと同じ言葉を私にかける。
レオくんは大好きだけど、犬と同じ扱いをされるのは少し複雑な気分……。
なんとも言えない感情を胸に抱いていると、たくましい腕が背中に回った。
「……?」
なにが起きたのかわからず、耳にあてていた手を下ろして喜多川さんの顔を見上げる。
「俺がそばにいるから安心して」
彼はやわらかなまなざしを私に向けて、背中に回していた腕に力を込めた。
体が傾いて、たくましい胸板に頬がトンとあたる。
喜多川さんに抱きしめられているとわかり、心臓がドキリと跳ね上がった。
な、なんで? どうして?
彼に聞きたいことはたくさんあるのに、衝撃が大きくてどの言葉も口にできない。
「綿谷さん、今度はレオ抜きで会ってくれませんか?」
「えっ?」
「俺は綿谷さんとふたりきりで会いたい」
私を抱きしめる腕の力がさらに強くなる。
レオくん抜きで、しかもふたりきりで会いたいと言われても、にわかには信じがたい。
「俺は綿谷さんをデートに誘っているんですよ? わかってます?」
喜多川さんは畳みかけるように話すと、私の背中に回していた腕をほどいた。
なにを隠そう、私もレオくんと同じように雷が大の苦手なのだ。
「っ!」
再び閃光が走って雷鳴が轟く。
もう嫌だ……。
泣き出したい気持ちを堪えて、手を耳にあてる。
こうすれば、大嫌いな雷の音を聞かなくて済む。
キュッと歯を食いしばり、一刻も早く雷が鳴り止むのを心の中で祈った。
「綿谷さんも雷が苦手だったんですね」
喜多川さんは、私の耳もとに口を寄せる。
手で耳を塞いでいても、間近にいる彼の声はきちんと聞こえる。
「は、はい」
いい大人が雷を怖がるなんて、子供みたいだと思われたかもしれない。
それでも嫌いなものは嫌いなのだから仕方ない。
投げやりな気持ちでいると、低くて艶のある声が耳に響いた。
「大丈夫。怖くない」
喜多川さんは、雷を怖がるレオくんを落ち着かせたときと同じ言葉を私にかける。
レオくんは大好きだけど、犬と同じ扱いをされるのは少し複雑な気分……。
なんとも言えない感情を胸に抱いていると、たくましい腕が背中に回った。
「……?」
なにが起きたのかわからず、耳にあてていた手を下ろして喜多川さんの顔を見上げる。
「俺がそばにいるから安心して」
彼はやわらかなまなざしを私に向けて、背中に回していた腕に力を込めた。
体が傾いて、たくましい胸板に頬がトンとあたる。
喜多川さんに抱きしめられているとわかり、心臓がドキリと跳ね上がった。
な、なんで? どうして?
彼に聞きたいことはたくさんあるのに、衝撃が大きくてどの言葉も口にできない。
「綿谷さん、今度はレオ抜きで会ってくれませんか?」
「えっ?」
「俺は綿谷さんとふたりきりで会いたい」
私を抱きしめる腕の力がさらに強くなる。
レオくん抜きで、しかもふたりきりで会いたいと言われても、にわかには信じがたい。
「俺は綿谷さんをデートに誘っているんですよ? わかってます?」
喜多川さんは畳みかけるように話すと、私の背中に回していた腕をほどいた。