銀河の雫
勢いのまま、車を走らせて美容院へ向かう。
「バッサリ切ってもらえますか、思いっきり色を抜いて金髪にしてください」
「色を抜くんですね、かなり傷むと思いますが……」
「構いません」
「お仕事関係は大丈夫ですか?」
「……明後日、もう一度来るので、そのときに、また黒染めしてもらえます?」
「……分かりました。じゃあ切っていきますね」
美容師さんがハサミを入れる。
床にバサッバサッと大量の毛束が落ちて行った。
夜になって実家に帰宅すると、母親を驚かせることになった。
「なんだ、そのあだま」
「こっちから断れないっていうなら、あっちがらお断りって言われればいいべ!」
母親は呆れ顔で私を見た。
さすがに思い切ったことをしてしまったかな。
それにしても、病院の息子って、情報それしかなかったけど医者なの?
一体、どんな人!?