銀河の雫
所長は、安堵した表情に変わった。
「月浦さん、何も言わずに諦めようなんて、これからは思わないでください。お願いだから」
「……」
熱いものが頬を伝った。
「それと……」
「はい」
「今回のことは、私が一番悪い」
「……えっ?」
「私が招いた結果です。あなたは何も悪くない」
「……所長が悪いなんてこと……絶対にありません」
所長は立ち上がり、ガラス越しの風景に目をやる。
「きっと私に隙があったんです」
「そんなことは……月浦さん、まさかとは思いますが、辞めるなんて考えてないですよね?」
「……派遣会社からは、来月以降は白紙と言われました。今月もおそらく自宅待機になるのではないかと」
「そんなことさせない」
「でも……」
「あなたは少しも悪くない、辞める必要も待機する必要もありません」
しばらく沈黙が流れた。
「……青山さんから聞き取りはしたんですか?」
「これからです」
「そうですか」
「……月浦さん」
所長は、隣まで歩いて来ると、私の顔をのぞき込む。
「もし、青山さんが本当のことを認めて謝罪してくれたら、この業務に残ってもらおうと思ってます」
「……はい、青山さんは辞めるべきではないと思います」
「……故意にメールを誤送信したとなれば、懲戒解雇になる可能性も考えられます」
「……はい」
「青山さんが月浦さんの名前で間違えて送信してしまった……それでいいですか」
この人は、なんて懐の深い人なんだろう……
「はい、私は構いません」
「私が彼女を追い詰めた……青山さんと……ちゃんと話そうと思っています」
「……」
それは、どういうことを意味するのだろうか……?
「今から青山さんと話してきますから、ここで待っててもらえますか」
所長は小会議室を出て行った。
「月浦さん、何も言わずに諦めようなんて、これからは思わないでください。お願いだから」
「……」
熱いものが頬を伝った。
「それと……」
「はい」
「今回のことは、私が一番悪い」
「……えっ?」
「私が招いた結果です。あなたは何も悪くない」
「……所長が悪いなんてこと……絶対にありません」
所長は立ち上がり、ガラス越しの風景に目をやる。
「きっと私に隙があったんです」
「そんなことは……月浦さん、まさかとは思いますが、辞めるなんて考えてないですよね?」
「……派遣会社からは、来月以降は白紙と言われました。今月もおそらく自宅待機になるのではないかと」
「そんなことさせない」
「でも……」
「あなたは少しも悪くない、辞める必要も待機する必要もありません」
しばらく沈黙が流れた。
「……青山さんから聞き取りはしたんですか?」
「これからです」
「そうですか」
「……月浦さん」
所長は、隣まで歩いて来ると、私の顔をのぞき込む。
「もし、青山さんが本当のことを認めて謝罪してくれたら、この業務に残ってもらおうと思ってます」
「……はい、青山さんは辞めるべきではないと思います」
「……故意にメールを誤送信したとなれば、懲戒解雇になる可能性も考えられます」
「……はい」
「青山さんが月浦さんの名前で間違えて送信してしまった……それでいいですか」
この人は、なんて懐の深い人なんだろう……
「はい、私は構いません」
「私が彼女を追い詰めた……青山さんと……ちゃんと話そうと思っています」
「……」
それは、どういうことを意味するのだろうか……?
「今から青山さんと話してきますから、ここで待っててもらえますか」
所長は小会議室を出て行った。