銀河の雫
「陽、もう遅いから中に入りなさい」
「はぁい、ばぁちゃん」
もう一度、見上げる。
白い息が吐き出されては、闇に消えていった。
いつ見ても大きい空(宇宙)だな。
山々に囲まれた小さな村。
澄んだ空気の先に見えるのは、とてつもなく大きな銀河だ。
空を埋め尽くす無数の星々。
瞬く冬の星座。
きっと、まだ名前の付いていない星もあるだろう。
夜空を見上げるのが好きだった。
まだ俺が知る由もない、なにかが起こりそうな気がして。