銀河の雫
それから、彼女を探しては、目で追うようになっていた。


他の子が遊んでいる後ろに、ポツン。

図書室の隅で、独り本を読んでいる。

皆が花壇に水やりをしているのを、離れて見ている。

夕暮れ時、駄菓子屋の奥にちらっと見えた小さな姿も。

お祭りの子ども神輿のとき、背が足らず、必死にぶら下がっている。



思わず、くすっと笑った。




日曜の夕暮れ。

本屋の前のバス停に彼女が立っている。

しばらくするとバスは走り去った。

けれど彼女は、そこに立ち尽くしたままだった。

次の日曜の夕方も。
その次も。

一度だけ、母親が降りてきて、嬉しそうに一緒に歩いていくのを見た。

そうか、いつも母親の帰りを待っていたのか……

今日も、うなだれ、とぼとぼと家路に着いた。

どうしていつも、あの子はあんなに寂しそうにしてる?

どうして、俺はあんな小さい子がこんなに気になる?




まさか……これが……初恋?

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