銀河の雫
「ラコニアの鍵だよって言ったら、君は、空の鍵だね、って応えたんだ」
「そうです……鍵だって、カシオペアはラコニアの鍵だって……そう、教えてくれました」
彼女の声は微かに震えていた。
「しずくって名前はいい名前だから、もう泣くなって」
「はい……私、下に落ちる雫なんて縁起が悪いっていじめられて、そしたらそのお兄さん……」
「流れ星は宇宙の雫だ。流れ星を見るといいことが起こる。だからお前を見ると……」
「お前を見るとラッキーなんだぞって言ってくれて……それが、どんなにか心の支えだったか……」
彼女の頬に涙が伝って雫になる。
見つめたまま、そっと髪に触れた。
「あなたが……」
両手で彼女の頬を包み込む。
額にそっと、唇を押し当てる。
そのまま、ゆっくりと顔を動かし、唇を重ねる。
その瞬間、力強く両手で抱きすくめた。