キスから始まる恋は甘くて苦い
Scene31 チーズケーキ
いつも通りに家を出ても蒼一と出会うことはなかった。
3年生は選択科目があるから2限目からなのかもしれないし、今日は受けるテストがないのかもしれない。
避けられてるのかも……
そう考えて弱気になる。メールの返事はなく、電話をしてみても出てはくれなかったから。
もう手遅れなのかな?
やっと先輩の想いに気づけたのに。
鈍感な私に疲れて面倒になったのかもしれないと不安がよぎる。
もっと早く自覚してれば、こんなことにならなかった?
なんて、どうしようもないことを思うのはもう止めよう。
今度は、私が追いかける番だから。
雅也さんの言葉が、背中を押してくれたから。
貸してもらった服のお礼にチーズケーキを焼いた。それは喫茶店のレシピを元に作ったものだ。
今日渡せなかったら、また明日作ればいい。
そんな意気込みで学校へ行き、テストを受け終えるとロッカーから荷物を取り出して教室を出た。
蒼一の教室は廊下を渡った第2校舎にある。階を上がるごとに上級生が増え、ほたるは緊張して足が鈍った。
それでも、生徒に紛れてA組の教室をのぞく。
3年生は選択科目があるから2限目からなのかもしれないし、今日は受けるテストがないのかもしれない。
避けられてるのかも……
そう考えて弱気になる。メールの返事はなく、電話をしてみても出てはくれなかったから。
もう手遅れなのかな?
やっと先輩の想いに気づけたのに。
鈍感な私に疲れて面倒になったのかもしれないと不安がよぎる。
もっと早く自覚してれば、こんなことにならなかった?
なんて、どうしようもないことを思うのはもう止めよう。
今度は、私が追いかける番だから。
雅也さんの言葉が、背中を押してくれたから。
貸してもらった服のお礼にチーズケーキを焼いた。それは喫茶店のレシピを元に作ったものだ。
今日渡せなかったら、また明日作ればいい。
そんな意気込みで学校へ行き、テストを受け終えるとロッカーから荷物を取り出して教室を出た。
蒼一の教室は廊下を渡った第2校舎にある。階を上がるごとに上級生が増え、ほたるは緊張して足が鈍った。
それでも、生徒に紛れてA組の教室をのぞく。