キスから始まる恋は甘くて苦い
「ほたる!? その髪……」
教室へ入ると同時に桂が慌てて駆け寄ってきた。
「急にどうしちゃったの?」
確か「お姉ちゃんみたいになりたいから伸ばす」と言っていたはず。桂は心配そうにオロオロした。
「悪いことがあったわけじゃないよ」
「えっ、そうなの? それならいいんだけど……」
いつも味方でいてくれる親友にほたるは明るく笑い掛けた。
「……そっか。すごく、似合ってるよ」
久しぶりに見るその笑顔に桂の涙腺は簡単にゆるんだ。何があったかは知らなくても、この笑顔を見られたのならそれでいい。
「永瀬?」
「おはよう、渡くん。昨日はありがとう」
昨日までは長かった髪が短くなっていて驚いたけれど、省吾はすぐにその訳を察した。やはり、昨日のことはそれなりにショックだったのだろう。
「いや、大したことはしてないよ」
「ふたりともなんの話してるの?」
桂が割り込んできてほたると省吾は顔を見合わせた。
「実は昨日ね――」
昨日の出来事に加えて蒼一と付き合うことになった経緯を説明すると、桂はほたるに抱きついた。
教室へ入ると同時に桂が慌てて駆け寄ってきた。
「急にどうしちゃったの?」
確か「お姉ちゃんみたいになりたいから伸ばす」と言っていたはず。桂は心配そうにオロオロした。
「悪いことがあったわけじゃないよ」
「えっ、そうなの? それならいいんだけど……」
いつも味方でいてくれる親友にほたるは明るく笑い掛けた。
「……そっか。すごく、似合ってるよ」
久しぶりに見るその笑顔に桂の涙腺は簡単にゆるんだ。何があったかは知らなくても、この笑顔を見られたのならそれでいい。
「永瀬?」
「おはよう、渡くん。昨日はありがとう」
昨日までは長かった髪が短くなっていて驚いたけれど、省吾はすぐにその訳を察した。やはり、昨日のことはそれなりにショックだったのだろう。
「いや、大したことはしてないよ」
「ふたりともなんの話してるの?」
桂が割り込んできてほたると省吾は顔を見合わせた。
「実は昨日ね――」
昨日の出来事に加えて蒼一と付き合うことになった経緯を説明すると、桂はほたるに抱きついた。