銀河の雫
課ごとの朝礼が始まった。
所長が目の前まで来る。
そして愛想のない無表情で言った。
「先ほどもお話ししました通り、桧山課長は引継ぎが遅れていてまだ着任できていない状況です」
七課の人たちが、皆、うなずく。
「もともと私が課長をしていたのもあり、引き続き私が決裁を行います」
……そうか、今までこの課の人たちは、この所長の下で働いてたのね。
くわばら、くわばら。
「新しい派遣さん、自己紹介をお願いします」
うゎっ、きた!
「あっ……本日からお世話になります、月浦しずくと申します。ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」
パチパチパチパチ……と、軽い拍手。
所長の横顔を見る。
無表情のまま、こちらを見向きもしない。
「それと、月浦さんの向かいが派遣の高橋さん、その横が職員の後藤さん……」
名前を呼ばれると、皆さん、会釈してくれた。
「……月浦さんのお隣が職員の斎藤さん、その隣が派遣の青山さん」
所長は静かに話し続ける。
「繁忙期に入ってみんな自分の業務で多忙だから、何度も同じことを質問しないようにね」
「……はい」
「重要事項についての質問は決裁者の私にしてください」
私はうなずいた。
「早速だけど、今日は月浦さんが電話当番だから、お昼休憩は執務室で取って下さい」
初日から電話当番か。
今日は薫さんとお昼、行けないな。
少しがっかりして席に座る。
机上を整理していると、所長がファイルをこちらに差し出す。
所長が目の前まで来る。
そして愛想のない無表情で言った。
「先ほどもお話ししました通り、桧山課長は引継ぎが遅れていてまだ着任できていない状況です」
七課の人たちが、皆、うなずく。
「もともと私が課長をしていたのもあり、引き続き私が決裁を行います」
……そうか、今までこの課の人たちは、この所長の下で働いてたのね。
くわばら、くわばら。
「新しい派遣さん、自己紹介をお願いします」
うゎっ、きた!
「あっ……本日からお世話になります、月浦しずくと申します。ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」
パチパチパチパチ……と、軽い拍手。
所長の横顔を見る。
無表情のまま、こちらを見向きもしない。
「それと、月浦さんの向かいが派遣の高橋さん、その横が職員の後藤さん……」
名前を呼ばれると、皆さん、会釈してくれた。
「……月浦さんのお隣が職員の斎藤さん、その隣が派遣の青山さん」
所長は静かに話し続ける。
「繁忙期に入ってみんな自分の業務で多忙だから、何度も同じことを質問しないようにね」
「……はい」
「重要事項についての質問は決裁者の私にしてください」
私はうなずいた。
「早速だけど、今日は月浦さんが電話当番だから、お昼休憩は執務室で取って下さい」
初日から電話当番か。
今日は薫さんとお昼、行けないな。
少しがっかりして席に座る。
机上を整理していると、所長がファイルをこちらに差し出す。