銀河の雫
顔を上げると、横に所長が立って私を見ていた。
そして机に何かを置く。
「あっ……これって……」
それは、瓶に入った金平糖だった。
「どうしたんですか?」
「いや、コンビニで見かけたから」
「えっ、私に……ですか?」
それを手に取り、顔を見上げる。
所長は目を細めた。
思わず、顔が熱くなる。
どうして私に?
どうして金平糖?
けど……
「懐かしい、この金平糖。私、子供の頃、大好きだったんですよ。うちの実家が駄菓子屋で……」
「その金平糖は……あのときのお礼」
軽く手を上げ、席に戻って行った。
あのとき……?