銀河の雫
「ところで所長って、全然、パワハラ体質じゃなくない?」
彼女はコーヒーを飲み干しながら言った。
「そうなんだよね、なんであんな噂が立ったのかな?」
「それな。高橋さんもずっとあの席で普通に働いてるし」
「私もパワハラ、モラハラって感じたことないなぁ」
「やっぱり偶然が重なってそう見えただけなのかな?」
「そうなのかもね。もしくは?」
「もしくは?」
私の耳元で声を潜めて言った。
「誰かにひがまれて変な噂流されたとか?」
「えぇ? あのエリート、俺より先に出世しやがってムカつくわ、みたいな」
「あはは……」
「男の嫉妬ほど食えないものはないっていうからね」
「え~、怖っ。……私もいろいろと気を付けないと」
「あぁ、青山さん?」
「うん、もう目をつけられてる気がする……」
「だね。表面的に判断してさ、信用し過ぎると怖いね」
「え~、薫さんのことは信じていい?」
「あたしは……そうだよね、あたしらだって最近知り合ったばかりだもんね」
「はぁ~、誰も信じられないわ」
私は頬杖をついて頬を膨らませ、横目で薫さんを見た。
「あはは……信じてくださ~い」
「棒読みだし」
なぜ日向所長にパワハラ・モラハラ疑惑が浮上したのか……
まさか、身をもって知ることになるとは、まだ、夢にも思っていなかった。
彼女はコーヒーを飲み干しながら言った。
「そうなんだよね、なんであんな噂が立ったのかな?」
「それな。高橋さんもずっとあの席で普通に働いてるし」
「私もパワハラ、モラハラって感じたことないなぁ」
「やっぱり偶然が重なってそう見えただけなのかな?」
「そうなのかもね。もしくは?」
「もしくは?」
私の耳元で声を潜めて言った。
「誰かにひがまれて変な噂流されたとか?」
「えぇ? あのエリート、俺より先に出世しやがってムカつくわ、みたいな」
「あはは……」
「男の嫉妬ほど食えないものはないっていうからね」
「え~、怖っ。……私もいろいろと気を付けないと」
「あぁ、青山さん?」
「うん、もう目をつけられてる気がする……」
「だね。表面的に判断してさ、信用し過ぎると怖いね」
「え~、薫さんのことは信じていい?」
「あたしは……そうだよね、あたしらだって最近知り合ったばかりだもんね」
「はぁ~、誰も信じられないわ」
私は頬杖をついて頬を膨らませ、横目で薫さんを見た。
「あはは……信じてくださ~い」
「棒読みだし」
なぜ日向所長にパワハラ・モラハラ疑惑が浮上したのか……
まさか、身をもって知ることになるとは、まだ、夢にも思っていなかった。