銀河の雫
午後になると、職員さんは仙台支店の合同会議があり、一斉に離席した。

「あの……お忙しいところすみません。教えてもらってもいいですか」

立ち上がると、二つ右隣の席まで行き、青山さんに聞いた。

「……それって、前も教えませんでした?」

キーボードを叩く音がピタリと止み、横目でジロリとこちらを見る。

先日の居残りのこと、まだ怒ってる……?

「前のと少し違っていたので念のため……」

「これくらい、そろそろ自分で判断してもらえません? こっちも忙しいんで」

「……すみません」

なんか、棘のある言い方。

今が、素の青山さん……ってことか。



やっぱり、斎藤さんが戻ってきたら聞こう。

そう思い直し自席に戻った。
< 68 / 81 >

この作品をシェア

pagetop