世界で一番大切な親友へ
「喋っちゃダメ! 乃愛、しっかりして! 大丈夫だから、すぐ救急車が来るから!」
美優の叫び声は、自分の耳にも届かないほど震えていた
やがて、遠くからウーウーと鳴り響くサイレンの音が、静かな学校の敷地内へと近づいてくる
駆けつけた救命士たちによって、乃愛はストレッチャーに乗せられ、慌ただしく教室から運び出されていった
「美優、あなたも一緒に来なさい!」
担任の先生に腕を引かれ、美優は魂が抜けたような足取りで救急車へと乗り込んだ
バタン、と閉められた扉の向こうで、サイレンが再び激しく鳴り響き始める
酸素マスクをつけられ、いくつもの機械に繋がれた乃愛の手を、美優はただ、狂ったようにぎゅっと握りしめ続けることしかできなかった
その手は、真夏の太陽の下だというのに、凍りつくように冷たかった。
美優の叫び声は、自分の耳にも届かないほど震えていた
やがて、遠くからウーウーと鳴り響くサイレンの音が、静かな学校の敷地内へと近づいてくる
駆けつけた救命士たちによって、乃愛はストレッチャーに乗せられ、慌ただしく教室から運び出されていった
「美優、あなたも一緒に来なさい!」
担任の先生に腕を引かれ、美優は魂が抜けたような足取りで救急車へと乗り込んだ
バタン、と閉められた扉の向こうで、サイレンが再び激しく鳴り響き始める
酸素マスクをつけられ、いくつもの機械に繋がれた乃愛の手を、美優はただ、狂ったようにぎゅっと握りしめ続けることしかできなかった
その手は、真夏の太陽の下だというのに、凍りつくように冷たかった。