世界で一番大切な親友へ
美優はベッドの脇に駆け寄り、乃愛の手を両手で包み込んだ


冷たい。


氷水に浸していたのではないかと思うほど、乃愛の指先は冷え切っていた


「美優……ごめんね……。びっくり、させちゃった、よね……」


乃愛の声は、蚊の鳴くような細いものだった


それでも、乃愛は美優を安心させるように、いつもと同じ、あの優しい笑みを浮かべようとした


その健気さが、逆に美優の胸をナイフで刺すように痛めつける


「謝らないでよ! それより、何があったの? ただの貧血じゃないんでしょ? これ、どういうことなの?」


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