世界で一番大切な親友へ
ジー、ジー、と机の上のスマートフォンが震える


画面を見ると、クラスのグループラインや、他の友達からのメッセージが何十件も届いていた


『乃愛ちゃん、大丈夫?』


『昨日すごい血だったけど、何があったの?』


みんな、純粋に乃愛を心配してくれている


けれど、今の美優には、そのすべてが鋭い針のように胸に刺さった。


みんなは、何も知らないんだ。乃愛がもうすぐ、いなくなっちゃうなんて……


気づけば、いつもの登校時間になっていた。


美優はのろのろと立ち上がり、セーラー服の襟を整える


カバンに教科書を詰め込み、いつも通りに家を出た


けれど、足がどうしても駅の方へと向かない


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