世界で一番大切な親友へ
2日目の夕暮れ
病院に通い始めてから二日目の午後。
病室の窓の外は、驚くほどきれいなオレンジ色の夕焼けに染まっていた
街全体が燃えるような茜色に包まれていく中、部屋の電気をつけないまま美優と乃愛は静かに過ごしていた
「……ねえ、美優。今日の学校はどうだった?」
乃愛がベッドにもたれかかったまま、ぽつりと呟いた。
その声は、昨日よりも少しだけ掠れていて、言葉を一つ紡ぐたびに、胸の奥で小さくヒュー、ヒューと呼吸の音が混ざる
「え?あ、うん。今日の数学の先生さ、先生が黒板の文字を間違えまくってて、みんなでツッコミ入れてたんだよ。乃愛がいたら、もっと面白かったのに」