世界で一番大切な親友へ
美優は平気なフリをして、一生懸命に明るい声を絞り出した。


本当は今日も学校をサボって朝からここにいる


けれど、乃愛に余計な心配をさせたくなくて、まるで学校帰りであるかのような嘘をついていた


「ふふ、やっぱり?あの先生、いつも慌てん坊だもんね……」


乃愛はそう言って笑おうとしたけれど、その表情はすぐに強張った。


「……っく、……あ」


乃愛が不意に小さな悲鳴を上げ、細い両手でぎゅっと自分の左胸を掻きむしるように押さえたのだ


「乃愛!?大丈夫!?痛むの?」


「……はぁ、……っ、……大丈夫、ちょっと、息が、苦しいだけ……」


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