世界で一番大切な親友へ
乃愛の額に、一瞬にして冷や汗がにじみ出る。


唇の色が、昨日よりも明らかに紫がかっていくのがわかった


美優はパニックになりそうになる心を必死に抑え、ナースコールを押そうとした


けれど、乃愛はその細い腕で、美優の手首をパシッと遮った


「ダメ……押さないで、美優。……お医者さんを呼んだら、また、強いおくすりで眠らされちゃうの。……そうしたら、美優とお話する時間が、なくなっちゃう……」


乃愛の瞳には涙が溜まっていた


< 48 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop