世界で一番大切な親友へ
「行かないで」と乃愛にすがりつきたかった


けれど、乃愛がこんなにも必死に笑顔を作っているのに、自分が泣いてしまったら、乃愛の優しさを台無しにしてしまう


美優は、奥歯を血がにじむほど噛み締め、絶対に涙を流さないと心に誓った


「大丈夫、大丈夫だよ」


二人は暗闇の中で、互いの手を強く握りしめ合ったまま、静かに夜を迎えた


これで、二日目が終わる。


乃愛の命の砂時計が、また一つ、音もなく崩れ落ちていく感覚に、美優はただ胸を締め付けられていた。





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