世界で一番大切な親友へ
それが、乃愛が命がけで守り通してきた「秘密」の正体だった


美優を信じていなかったからじゃない。


美優が、美優のままでいてくれる日常が、乃愛にとっての唯一の救いであり、生きる希望だったのだ


「乃愛……っ」


美優の喉の奥から、押し殺したような泣き声が漏れた


乃愛はいつだって、自分のことよりも美優のことを一番に考えてくれていた。


倒れるその瞬間まで、美優との「普通の日常」を守るために、どれほどの痛みを一人で堪え、どれほどの恐怖と戦っていたのだろう


「バカだよ、乃愛は……。そんなの、普通の顔くらい、いくらでもしてあげたのに……」


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