世界で一番大切な親友へ
「ふふ、無理だよ。美優は嘘が下手だもん。きっと、毎日泣きそうな顔で私を見てたよ」


乃愛は涙を浮かべながら、いたずらっぽく笑ってみせた


その笑顔は、今まで見たどんな笑顔よりも切なくて、そして、宇宙の誰よりも優しかった


美優はベッドの横に膝をつき、乃愛の細い身体を、壊れ物を扱うようにそっと抱きしめた


「ありがとう。……話してくれて、ありがとうね」


雨の音が二人の世界を包み込む中、美優は心の中で、乃愛のこの深い優しさを一生忘れないと、強く、強く誓った


四日目が、静かに更けていく。


残された時間は、あと三日だった





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