魔法がなくても

「そんながんばり屋な星羅に助けてもらった俺は幸運だね。それにこたえられる、かは分からないけど俺は魔法の安定と寮を決めることと……ここでの生活のお手伝いをがんばるよ」

「気負わずに、ね」

「うん、ありがとう」


意気込んでくれるのはありがたい。

けど、乃蒼やシエルとも知り合えたことだし……少しずつで大丈夫だと思う。

まだまだ宙くんは分からないことだらけで、理事長からの誘いがあったことと魔法が使えないことで周りからもいい目では見られていないから。

そういう目で見られないほどのものを示すことは簡単ではないしね……。


私も宙くんに関わった以上、自分なりに支えてはいきたい。少なくともここにいる間は。


幸いにも、私の周りはランク上位の子たちばかりで悪い子などいないから、手伝いをお願いすればきっと手をさしのべてくれるはずだから。


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